「正しく」生きようとしているのに、上手くいかないあなたへ(2)

前回は、いろんな形で「正しさ」を貫こうとしたり、誰か・何かを救おうとしたりすることで、何が起こり得るのかについて書きました。

今日はそうした状態から脱却するプロセスの事例として、私自身の体験シェアします。

◆◆◆◆◆◆◆◆

かくいう私も、かつては筋金入りの正義の味方でした。

プライベートは今と変わらぬグズグズでしたが、こと仕事に関しては、自分の信じる正義の道をまい進していました。

社会や組織から求められることを自然にやっていましたし、それに純粋な喜びを感じていました。だから、人生のある時点までは、やりがいや幸せも感じられました。

ところが、ある時突然、正義の道がうまくいかなくなりました。

それ以降のプロセスは、前回お話した「あるある」通りです。
 

心身ともにどうにもならない状況(当社比)に追い込まれてやっと、「自分は何かを間違えているのでは?」と気づきました。

何をどうしたらいいのかわからなくて、最初は本を読み漁り、次にセミナーに行きまくり、ワークショップやらセッションやらを受けまくるようになりました。

ポジティブ系自己啓発、セルフイメージの書き換え・ブロック外し、過去の癒しや過去世の癒し、家系の癒し、ホントいろいろやってきたと思います。なんだかよくわからないツールを使ったヒーリングや、一度じゃ名前を覚えられないようなセラピーも受けたし、〇〇診断の類にハマったこともありました。
 

根がマジメで凝り性なので、そのときに出会った手法は徹底的に実践しました。ただね、どの手法もある一定の効果は実感できるのですが、キリがないのです。やってもやっても、やがては「これ、同じことを繰り返しているぞ」とわかる日がやってきます。
 
そんなことを何度も繰り返した末に、心の底から「一体この世はどうなってるんだ? 本当のことを知りたい」と願うようになりました。その答えを与えてくれたのが、『奇跡のコース(A Course In Miracles)』であり、非二元の教えです。
 
実体験と理論の両輪から真実が腑に落ちたことで、長きにわたる私の自己探求は、やっと決着しました。
 
 

◆◆◆◆◆◆◆◆

私自身のプロセスをふり返ると、「今、何が起こってるんだ? なんで、今までと同じことがうまく行かなくなったんだ?」と思ってから、「ホントは何もする必要がなかった」と心底腑に落ちるまで10年近くかかりました。

自己啓発やセラピー、ヒーリングの手法をいろいろ試してはのめり込み、その都度効果を実感してきましたが、今思うと、決定的な転機となったのはいつでも、真理に触れたことでした。そうした体験はほとんどの場合、日常生活のふとした瞬間に訪れました。
 

たとえば、会社員時代、まだ心の勉強を始めていなかった頃に、仕事上のトラブルを通じて、人は全員違う世界を見ていることに気づきました。やがて、世界は一人一人の心のなかにしか存在していないことにも気づきました。
 
なんら科学的根拠はなかったけど、すれ違い続ける人間関係を観察していたら、そうとしか思えないと確信したんです。それ以来、誰一人として同じ世界を見ていない、という前提で仕事をするようになりました。結果、自分と誰かの違いで悩むことはなくなったし、人の目も気にならなくなりました。
   
   
日常のふとしたきっかけで、人には罪がないこと、自分も含め、人はみな愛そのものであることに気づいたこともあります。それもまた、根拠のない確信でした。その気づきをきっかけに、物心ついたころから40年以上も続いていた、自分責めの癖は消滅しましたし、罪悪感や劣等感に悩まされることがなくなりました。
   
   
ひょんなきっかけで『奇跡のコース』に出会い、学習書に取り組んだことで、それまでに体験してきた気づきが真実だった、と知りました。体験を通じて得た根拠のない確信が、理論的な裏付けのある知識に変わったんです。今思うと、真に学ぶとはこういうことなんでしょうね。
  

やがて、この世界はおろか、自分という人間すら存在していない、と気づく体験が訪れました。その後、アドヴァイダ的なアプローチにも出会い、段階的な覚醒体験を経て、自分観や世界観がひっくり返ってしまいました。
 

「自分という人間も、この世界も、本当は存在していない」という真実に気づいて以来、それまでのように「本気で」悩むことができなくなりました。
 
目の前の課題を何とかするために、本当にいろんなことをやってきたし、それなりに効果はあったけど、真理がもたらす本当の癒しの前では、何の意味もないことを悟りました。
 
 
真理がもたらす本当の癒しとは、「私たちはもともと幸せな存在であり、自分が余計なことをしなければ、すべてが自動的にうまくいくようになっている」と思い出すことだと言えます。

逆にいうと、そう見えないときは自分のものの見方がズレているということ。であるなら、ただシンプルに、自分が見た(と思っている)ことを、違う視点から見てみよう、と意図するだけでいい。
 

これを知ったことで、毎日が本当にシンプルになりました。
今にして思うと、自分がすべきことはほんのわずか、ホントに簡単なことでした。それに気づくのに、ずいぶんと長い時間がかかりました。
   
 
◆◆◆◆◆◆◆◆

自己啓発であれ、癒しであれ、この世界に存在する手法のほとんどは、 

      自分という一人の人間がいる
      過去に起きた何らかの体験が原因で、今の自分がこうなっている

という前提に基いています。

今の自分がこうなっている理由を過去に探そうとするから、過去を癒す必要が生まれるし、過去にできたトラウマやブロックやセルフイメージや思考・行動を「なんとかする」必要が出てくるわけです。

…でもね、その自分も、過去も、ホントは存在していなかった、としたらどうでしょう?

存在していなかったとは思えなくても、自分が体験した(と思っている)ことが真実じゃないとしたら?

やり方がまったく変わっちゃうと思いません?
 
 
もし、あなたが今、今までのやり方がうまくいかなくなった・今までの「正しさ」が通用しなくなった、と心底感じているのなら、根本的なやり方を転換させるチャンスが来ている、と思うのです。
 
今まで信じてきた「正しさ」はもとより、今まで信じてきた自分・今まで信じてきた人生・今まで信じてきたこの世界に対する認識が、根底から覆ってしまうチャンスが来ている、ということもできます。
 
 
私がかつてそうだったからよくわかるのですが、正義の味方のみなさんは、よほどのことがない限り、自分の正しさを見直そうとはしません。だからこそ、今この話が響くなら、チャンスを生かしてほしい、と願わずにはいられません。
 
正しさを貫き通すために、見当違いな頑張りを重ねても、思ったほど効果はでないし、疲れるだけですから。
 
そんなことより、あなたの愛と理想を、もっと幸せな形で表現してほしい。
   
 
◆◆◆◆◆◆◆◆
 
元・正義の味方の私は、気づいてしまえばビックリするくらいシンプルな真実にたどり着くまで、10年以上もかけてしまいました。
 
今の私がヒーラーとして、過去の自分を手伝うなら、まったく別のアプローチを選びます。私が癒しにまい進していた10年前とは時代が完全に変わっていますし、私自身も変化していますから。
  
  
現時点で私が感じている時代の変化や手法の変化、私が今採用している手法の詳細については、次回の記事に書きたいと思います。よかったら、引き続きおつきあいくださいませ。
 
 
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