ブログの更新が、またしても久しぶりになりました。
相変わらず、クリエイティブワークが続いていて、メルマガ(→2本書いてます)を書くだけで精いっぱい、ブログにまで手が回らない毎日が続いています。
先日、オリジナルテキスト『心のコソ練(R)で幸せに働く』リリース記念合宿のご案内をしました。
↓これです。絶賛参加者募集中。
合宿のご案内では、上中下巻の三冊が完成した、と言いましたが、実はまだ、制作は続いております。←おい!
お会いする方々に「テキスト完成おめでとう!」と言っていただくたび、実は…と苦笑いしている次第。
何をしているかというと、一言でいえば、作り直し。
下巻をPDFファイルでオンライン販売するのに伴い、サイズをA4版からA5版に縮小、同時にInDesign(DTPに強いAdobeのアプリ)での制作に切り替えることにしたんです。
オリジナルテキスト群の原案は、プレゼン制作アプリであるPowerPointで作っていました。
セミナーやワークショップ・講座の資料としてお渡ししていたものを、再構成・編集して体系化しようと思い立ったのが、テキスト制作のきっかけです。いざ作ってみたら思いのほか楽しくて、ノリノリで原案に追記・補足しているうちに、テキストの内容はみるみる膨れ上がっていきました。
こうなったら、ちゃんと製本して販売しよう。
そう思い立ってみたものの、PowerPointで作ったA4横の膨大なファイルを製本してくれる印刷屋さんが、なかなかありません。あったとしても、印刷料金がビックリするくらい高い。そこで急きょ、サイズをA4縦に変えて作り直すことにしたのです。
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実はこのころから、InDesignを使いたい、と思ってはいました。ところが、その段階ですでに、連続クラス・心のコソ練(R)で自分スペシャリストを生きる、の開催を決めていたんです。
一冊目のテキストは、どうしてもクラスの初回に間に合わせたい。期限が決まっていることを考慮すると、使い慣れていないInDesignよりも、PowerPointと親和性が高いMS-Word を使うほうが確実だろう。
そう考えて、かなり使いにくいのは承知の上で、MS-Word を選択しました。
当時の選択は、それでよかったのだ、と今でも思います。すでにあるコンテンツをPowerPointからMS-Wordにコピペできたので、作業は最小限で済み、初回のクラスまでに無事、製本できました。
その流れで、合宿で使用するテキスト『心のコソ練(R)で幸せに働く』も、MS-Wordで作りました。
でもね、やっぱりMS-Wordは印刷物の組版には向いていなくて、細かいところでいろいろ苦心しました。…ま、ゴリゴリっと作っちゃいましたがね(笑)
心の仕組みを根本から解説している上巻・中巻は、しばらくの間、大幅な改定をせずに済みそうです。今のところ、書ききった、という感触があるので。
一方で、心とのつき合い方や各種コソ練メニューを具体的にお伝えする下巻は、随時アップデートしていきたい。そこで、常に最新版をご覧いただけるよう、PDFファイルをオンライン販売することに決めました。
今後常にアップデートすることを考えると、MS-Wordはやっぱり使いにくい。多少時間がかかったとしても、InDesignに切り替えるなら今だ。
そう思い立って、現在に至ります。
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おかげさまで、Adobeのチュートリアルがものすごく充実していて、丸一日ビデオを見まくったら、InDesignをまあまあ使いこなせるようになりました。
かつて、会社のお金でAdobeのセミナーを受けさせてもらい、自費で参考書買いまくって、それでも苦労していた頃とは隔世の感がありますな。すごい時代が来たもんだ。
文章は、まるっとコピペでいけましたが、図形は1から作り直し。もともとA4縦を想定して作っていたものを、A5縦にはめ直そうというのですから、これは仕方ありません。
合宿まで一か月半を切ったというのに、日々せっせと手作業に励んでいます。あろうことか、ちょいちょい体調を崩して寝込んでしまい、笑うしかありません。ふだんは、数日寝込むほど体調を崩すことがまずないので、自分でもびっくりです。
一方で、数か月前から予定していた二度の旅行が、本当にいい気分転換になり、救われました。
10月の中旬は合宿でも宿泊する箱根のホテルに、11月はじめは毎年恒例の安曇野に行ってきました。今回も印象深い体験ができたので、ちかいうち、お写真と一緒にシェアしたいと思っています。
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長い長い近況報告になりました。
締切に追われながら作業をしていると、遠い昔、システム屋だったころを思い出します。私は若いころから、一癖あるシステムや、訳アリ・トラブルてんこ盛りのプロジェクトをずっと担当してきたので、「今大変でも、遠い将来を考えると、やっておいたほうがいい作業」をたくさん経験してきたように思います。
トラブルのあるシステムやプロジェクトって、いろんな機能不全や不具合があることはわかっているのに、根本的な対策がなされないまま、放置されている場合が多いんですよね。根本的な改革に取り組む手間やリスクと、目先の手間を秤にかけ、目先の安全が優先されてしまう。
そうしたシステムやプロジェクトを途中から立て直す仕事をずっとしてきたわけですが、ふりかえると、上司や仲間に、ホント恵まれたなあと思います。
今は一時的に大変かもしれないけれど、ずっと先のことを考えたら、絶対にこっちを選んだほうがいい。
そんな場面で、その選択を信じて任せてくれる上司や先輩、一緒に頑張ってくれる仲間が、いつもそばにいたんです。夫も、そうした先輩の一人でした。
地道で根気の要る制作作業をなんだかんだ言って楽しめるのは、当時の体験があったからに違いありません。ホント、いろんな人に仕事の楽しさを教わってきたのだなあ。
一人カンパニーになった今でも、当時と変わらず、夫が見守ってくれるのはありがたい限りです。さすがに、一緒にテキストを作ることはできませんが、その代わり、食事を作ってくれます(笑)
合宿まであともう少し。
ドヤ顔で下巻をご披露するのを楽しみに、制作作業に励みます。